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千葉県内で地域ねこ活動を推進している団体が集まって運営しているブログです。各団体への連絡先はそれぞれの団体の「旧ブログ」または「HP」に掲載されています。
2016年09月14日 (水) | 編集 |
ふなねこのセミナーが開催されます。

草の根運動的にやってみようとの思いから、
船橋市の中心部から少し離れ、
船橋市北部の「海老ケ作公民館」で開催することにしました。

あまりシャチホコばらず、気軽に来ていただけるように
会の名前も「勉強会&座談会」と言うタイトルにしてみました。

ご近所の方、お誘いあわせの上、気軽にお越しください♪

日時:平成28年11月13日(日)

    午後1時 受付開始~
    1:20 地域ねこ活動勉強会スタート~
    2:30 野良猫座談会スタート~
    3:30 終了予定 

場所:船橋市 海老ケ作公民館 第3集会室

参加費・予約不要


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【クリックで若干拡大します】

ポスター希望の方は、こちらをクリックしてください。

「ふなねこHPトップページ(NEWSにダウンロード用のファイルがあります)」

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【地域ねこ活動現場で捨て猫事件発生!】

「市内のある現場で子猫が一匹遺棄された!どうしたらいいのか!」と、
犯罪を目撃していた子供のお母さんから通報がありました。

(目撃者は子供。子供が捨てられた子猫をどうしたらいいかと
 自分の母親に相談した。その母親から、ふなねこに通報が入ったのです)

すぐに現場に警察官を呼んで、遺棄犯罪として捜査してもらうよう
お母さんに告げましたが、そのお母さんは子猫を警察署に持って行ってしまいました。

お母さんとしてはこれから降ると予想されていた大雨を避けて
子猫をできるだけ安全な場所に移動させたいとの善意から、
警察署に持ち込んだようです。

しかしそのお母さんは「子猫を拾った」わけではないので
警察署に持ち込むのではなく、
110番して現場に警察官を呼ぶのが正しい処置だったと言えます。

もちろん子猫やその場に残された状況はすべてが証拠になりますので、
触ったり移動してはいけないのです。

子供がある人物が猫を捨てるのを目撃していたのですから、
これは拾得(子猫を拾った)ではなく、
遺棄犯罪であることを警察に認識してもらわねばならないのです。

私からも警察に電話をし、捜査の依頼をしました。

そして現場の活動家さんと共に、
遺棄犯罪があった旨を伝える看板をすぐに設置しました。

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(実際の看板)

すると翌日、若い女性から「私がそこに置きました」と言う
電話が入りました。

「近くのドブに落ちていた(水の中ではない)ので、
そのままでは雨で流されると思い救いあげました。
近くの地域ねこ活動の現場の猫かもしれないと思って、
現場において行きました」と。

本人は救ったつもりかしれませんが、
これは立派な「現場への遺棄」であること、
警察も動き出していることなどを話しました。

「ドブで雨に流され、子猫が死んでしまうことを懸念しているのであれば、
何故、母猫も居ないような知らない現場に子猫を置いておくことができるのか。

母猫のように守ってくれるような者がいない現場に
子猫を置き去りにすれば、
ドブで死ななくなって、現場で死んでいたかもしれませんよ。

貴女のしたことは2~3歳の人間の幼児を母親の居ないような知らない場所に
置き去りにしたのと同じこと。

もし子猫がそういう状態になっていて、救いあげたのなら
自分が面倒を見なければいけない。
どうしても自分で世話することが出来ないのであれば、
いろんな人に相談するしかない。
ましてや私の電話番号を知っているのであれば、
現場の子猫かどうか確認してしかるべきである。

黙って現場に置き去りにするなんて、
大人のすることじゃない。

それは動物愛護法違反になりますので、警察も捜査しています。
私から事の次第を警察に話しますが、
警察はどう判断するかわかりませんからね。
貴女の名前、住所、電話番号を教えてください。
警察に一応知らせます。警察から貴女のもとに連絡が行くかもしれません」

と電話を切り、警察に今の話を報告しました。

その後、警察から電話があり、
その女性の家に出向いて厳重注意してくれたそうです。

女性は自分のした事の重大さに気付いたようで、
泣いて詫びていたようです。

この話で皆さんにお伝えしたいことは、
地域ねこ活動の現場を知っているからと言って、
そこに他の場所の猫を移動させてはならないということです。

「猫を世話している地域だから、一匹くらい増えたってたいしたことない」
「猫がいっぱいいるから、この子も生きていけるだろう」

それはすべて間違いです。

まず、その猫の飼育費用は誰が出すのでしょうか?
行政から助成金をもらってエサやりしているわけでもなく、
ボランティアさんたちは、すべて自己負担でエサをあげたり、
病院にかけています。
負担に苦しむボランティアさんにすべて丸投げし、
自分は「良い事をしたつもり」にならないでください。

それから猫は移動した先で生きていくことは難しいです。
その地域に以前から住む猫達に追っ払われます。
エサにありつけない猫たちは、どこで生きて行けばいいのでしょう。
ましてや子猫であれば、カラスなどに襲われ、
命を落とすことも多々あります。

置き去りはその地域の人々に多大な心労と負担をかける行為です。

出会った猫達をなんとかしたいと思うのであれば、
まず自分でなんとかしてあげるようにしてください。

地域ねこ活動現場に猫を移動させることは、
立派な遺棄犯罪です!


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(↑写真は全く別の場所で起きた数年前の遺棄事件)